東京大学大学院受験記 -院試・ロンダリングのすすめ-

東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻・新領域創成学科を受験した記録です。TOEIC,TOEFL ITP,院試数学についても触れていきます。受験勉強と欲求との葛藤についても書こうかなと思います。

2.3週間でTOEICが200点台から600点台になった話2

スコアはやれば着実に伸びる

先日、述べた方法を繰り返し第2回目の模擬テストを受けてみました。

 

リスニングは特に勉強しなかったので

重点的にやった文法・単語(リーディング)を拾えればいいなぁという感じです

 

 

結果は650点くらい。

 

んー、まずまず。

と少し手応えを感じました。

 

今回、自分に足りないなぁと感じたのは

・リスニングの音声を拾う力

・リーディングを時間内に終える力

の2つ。

 

Part5,6ではスコアが上がったなぁと思う反面

リスニング、リーディングのスコアは特に変化はなかったからです。

 

リーディングは今からの底上げは厳しいものを感じたので

リスニングを頑張ろうと決めました。

 

 

TOEICのリスニングはシャドーイングで攻略!

リスニングの一番の勉強法は

シャドーイングです。

 

簡単に言うと、聞こえた音声をそのまま声に出して読む方法。

最初は、ただ音声をぼーっと聞くだけでしたが

聞き取りやすくなることもなく藁にすがる思いで導入した方法です。

 

この方法はよく紹介されていて

私も半信半疑でやってみたのですが効果は確実に感じます。

 

 

しかし、3日前から始めたのでその点に関しては

もう少し早くやればよかったなぁと感じています。

 

長文の音読は難しかったので

得点源にしやすそうなPart1,2からやり、Part3,4はその後行ないました。

 

 

また、リスニングに特化した問題集は購入せず、

模擬試験のリスニング問題をひたすら唱え続けました笑

 

私自身、教材をついつい購入してしまう性分ですが

一冊の問題集をとことんやり抜くスタイルの方が力がつくなぁと思います

 

 

そんなこんなで

・電車では特急シリーズ

・自宅ではシャドーイング

・大学では模擬試験の解き直し

をベースに本番まで仕上げていきました。(続く)

 

2.3週間でTOEICが200点台から600点代になった話1

 

今回は春休み期間でTOEICが以外と伸びた話をしたいと思います。

 

意外にスコアが伸びた勉強法

学部3年の春ごろに受けたスコアは200点代...

 

そこからTOEFL ITPの勉強をちょちょことし、

TOEICの勉強期間は2.3週間と定め本番に臨みました。

 

勉強法はいたって普通です笑

 

まず、最初の1週目に実力把握のために本番形式のテストを行ないました。

 

解説が豊富(受験者を含む対話形式だからわかりやすい!)で

非公式ならでは書けるTOEICのコツが記されている参考書でした。

現在でもリスニング・リーディングともに愛用している信頼できる一冊です

 

模試1週目を時間内に解き、採点。

採点のみ行ない、その日か翌日に2周目を気がすむまで解く。の方法を用いました。 

 

一回目の結果は500点いくかいかないかくらいだったと思います。

 

リスニングの音声は風のように通り過ぎ、リーディングは時間不足。

 

TOEFLの勉強の恩恵を受けることができたのは単語と文法くらい。

(リーディングも単語量の増加により少し理解できました)

 

 

うーーん。これからどうしよう...

 

 

考えた結果、文法・単語の底上げが短期間で鍛えられるかなぁと思い

その2つを頑張りました。

 

 

友人からもおすすめを聞き以下の参考書を用いました。

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

 

  

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

 

 

最初の1冊でも十分な気はしますが

やるなら徹底的にと2冊購入。

 

700点以下の人にはおすすめの2冊です

※私が700点を超え始めた時に少し簡単に感じたからです

 

まず、問題が1問1答で解説が丁寧。

間違えた選択肢にまで解説(不正解の理由)が記されているので

なぜ間違えたか納得できます。

 

また、持ちやすく大きすぎず持ち運びがコンパクト。

電車内や空き時間にひたすらやりこみました

 

 

単語はこちらを用いました。

これも特急シリーズです。 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

新形式に対応した新版が出たので私もまた、買おうかなぁと思う一冊です。

 

スコア別の単語や頻出の職業、意外と間違えてしまうPart1に特化した単語など

今、何を勉強しているか明確に分かる単語帳です。

 

そして、なにより無駄な単語がない

 

こちらも空き時間やリーディングでわからない単語を調べる時に使いました。

 

単語レベルは600点までのを確実に、

730点までのを軽く読む程度にしました。

 

この勉強法を何日か行ない、第2回の模試を行ないました。(続く)

 

 

春休みにおける院試勉強(TOEIC)のすすめ

意外と貴重な春休み

院試の勉強期間を振り返ると一番時間に

ゆとりがあったなぁと思うのが春休みでした。

 

春休み明けは配属された研究室の集まりがあり意外と忙しいし、

ラストスパートの夏休みもゼミ合宿の打ち合わせなど

要所要所に集まりがあり、ストレスを感じていました。

 

その点を考慮すると

春休みは勉強をするにはもってこいの期間でした。

 

当時は5月に行なわれるTOEFL ITPに向けて

単語、文法、リーディングを軸に勉強していました。

 

 

しかし、結局はアルバイトやら飲み会やらで

丸一日机に向かった日はありませんでした...笑

 

そりゃぁ、仕方ないと思います...

東大の試験はおよそ半年後。

周りは遊び三昧。

大学図書館にいるのは自分だけ。

 

正直言って無理して足を運んでるだけでも偉いなぁと思ってました笑

 

大学図書館は静かで寝心地も最高なので

半分は飲み会前の休息所に使ってました笑

 

しかし、もう一度言うように春休みは勉強に限らず

最も貴重な長期休みであると強調しておきます。

 

春休みの過ごし方

こんな自由であるが勉強を怠った自分でもあることによって

まあまあ集中した勉強を行なうことができました。

 

それは

 より近い目標を見つける

                 です。

 

私の場合、

東大試験で当日受けるTOEFL ITPよりも

内部院試で事前に受けて提出するTOEIC のスコアを

先にクリアしようと考えました。

 

今までのスコアは200点代...

内部試験に必要なスコアは600点以上...

 

TOEFL ITPの勉強によって少し自信が付いてきたので

勉強期間を2週間〜3週間に定め、その上で700点を取ろうと決心しました。

 

 

今、なにをすべきかを決める目標設定

最終的なゴール(今回の場合はあと半年で東大合格)に対して

今月は何をできるか、

今週は何をできるか、

今日は何をすれば良いか

を考えることが院試では重要だと思います。

 

塾や家庭教師のように勉強方法は与えてくれないからです。

 

いかに膨大な時間を管理するか。

 

これは研究においても生きてくると思います

 

最終的には東大に合格するために

今はITPよりも簡単でかつ、すぐ受けれるTOEIC!!

と自分を奮い立たせました。

 

 

結果としては当日、

会場を間違え慌ててタクシーで会場に向かった割には...笑

680点

とまずまずの点数でした。

 

実際に用いた勉強方法については今後書いていこうと思います。

 

学期末試験を経て春休みへ

意外と厄介な学期末試験

先輩からのお話を聞いたが中々

本腰が入らず、相変わらずTOEFL ITPの単語をひたすら勉強していました。

 

1月末からの学期末試験は

単位を落としまくっていた私にはまあまあの難敵でした。

 

結局、進級はできましたが英語の勉強時間は削がれてしまいました。

 

ここで言いたいことは

単位はなるべく1,2年で回収しよう。ということです笑

 

当たり前なのですが、これが私にとっては難しくいわゆるフル単は

一度も取ったことがありませんでした...

 

そんな今までのだらしなかった自分に苛立ちながら無事に春休みを迎えました。

 

院試の勉強は春休みから大学図書館で頑張ろうと決めていたので

2月からはITPの文法・リーディングも交えながら、ぼちぼち勉強を始めていきました。

 

東大大学院の先輩を見つけるすすめ

東大大学院を受験した先輩がいる!!

2015年も暮れる頃、友人からある情報を聞いた。

 

"同じ学科に半年前に私が志望する研究室を受験した先輩がいる"

 

その噂を聞きつけ、連絡先をどうにか入手し

アポイントを取り付けました。

 

私の長所などあまりないなぁと思っていましたが

いざという時にすぐ行動できたことはよかったなぁとつくづく思います。笑

 

 

先輩から受けたアドバイス

院試で使った参考書や数学の解いた問題をいただきに

先輩の元へ向かいました。

 

やはり、同じ学科出身の先輩がいると

自分自身と勉強のペースなどを重ね合わせやすいし、何より精神的に安心する

と思います。

 

 

その先輩は院試の勉強の開始時期が遅かったことや志望した研究室に首席クラスが

集まってしまったために不合格とのことでした。

  

先輩から、「もうべんきょうしているのー?」と聞かれ

「いや、ITPの単語だけです(苦笑)」と返答する私...

 

「結構、難しいから気をつけてね。この時期から勉強してるなら大丈夫だと思うよー。」

と、警告なのか励ましなのかよく分からないアドバイスをいただきアポは終了。

 

不安になった未来

その先輩は成績もすごい高いので

『やっぱり、合格なんて難しいのかなぁ。』

と不安になりつつも、『そろそろ勉強真面目にやらないとなぁ。』と思いつつ

結局はTOEFL ITPの単語のみに心血を注ぐ生活を1月末まで過ごしていました。

 

今思うと、この時期に並行して微分積分なり数学もやっておけばよかったなぁ

と少し後悔しています...

東大院試を受ける上での研究室選択

研究室選択で気をつけること

学部3年から4年に進級する際に大きく変わることは研究室に仮配属されるということです。

 

私の所属する学科では

これまでの通算の成績順で研究室を選択でき、私は全体の中でも下から数えたほうが早い真ん中あたりの順位でした。

 

 

ここで外部院試を受ける際に気をつけておくこと

コアタイム(拘束時間)があると思うように勉強できない・

・就職、外部院試に対して寛容である教授かどうか確認しておく

・大学院の志望研究室に近い分野だと話しやすい

(教授同士のコネクション、面接の際の志望動機など)

です。

 

確かに研究を疎かにして

受験勉強を優先させることには賛否両論あるかもしれませんが、落ちたら元も子もありません。

 

現にコアタイムのある研究室に配属された友人は

研究にも追われ、結果、

外部は不合格となってしまいました。

※頭のいい人はそれでも受かっていました笑

 

もちろん、研究を疎かにすると

面接で100%聞かれる現在の研究内容についての質問

に上手く答えることができず、

研究の手を抜いてると認識されてしまうかもしれません。

 

合格の優先順位が高いのであれば

研究はある程度面接で話せる程度の理解を深め、あとは受験勉強に専念するべきです。

 

私が配属された研究室は

上記を全て満たしていたので外部院試の環境は整っていました。

 

笑い話ですが研究室の緩さに胡座をかき、

面接で大失敗をしてしまったことは

機会があれば書きたいと思います...笑

東大大学院の研究室訪問のすすめ

TOEFL ITPの受験も逃してしまい

勉強のやる気も削がれてしまった私を再度、

奮い立たせてくれたのは研究室訪問でした。

 

研究室訪問の流れ

まずは行きたい研究室をしっかり定めようと

考えたのがきっかけです。

 

学部3年時に参加した説明会のパンフレットを参考に

面白そうだなぁと興味本意で感じた研究室の教授に

メールを片っ端から送りました笑

 

メールでは失礼のないように

・自分の所属学部、現在の学年

・研究室の◯◯という研究分野に非常に興味があります

・忙しい場合は研究室の方々に研究の内容や研究室雰囲気を伺うだけでも構いません

を下手くそながら必ず付けることを意識しました。

 

早い教授はその数十分後に、

遅い方でも3日以内には返信が来たと記憶しています。

 

永遠に返信がこない教授も何人かいらっしゃいました...笑

 

返信の来なかった教授を除き、アポの日程を年内に

押し込みました。

 

いざ、研究室訪問!

 

年末にアポを組み込み、研究室訪問をしました。

5分前には着くようにし、研究内容から伺いました。

 

研究内容を30分以上語る熱い教授や

実験設備を紹介しながら雑談をしてくださった教授、

忙しいのかすぐに学生に受け渡す教授など様々でした。

 

研究内容は専門性が高すぎてよくわからなかったので

院生との談話でいろいろ聞こうと考え臨みました。

 

 

具体的に質問したことは後述させていただくとして

 

ともかく

院試の情報や研究室の雰囲気などを知ることができ、

モチベーションも上がるなので

研究室訪問はオススメです!笑

 

やはり、目標の明確化はやる気に繋がるなぁと感じました。

 

 

研究室訪問のメリット

・モチベーションが上がる

・内部生の動きがわかる(天才たちはいつから勉強を始めるのか)

・院試の過去問の解答がもらえる

・面接の時にやりたいことがはっきり言えるようになる

・同じ学科出身のOBの方からアドバイスをいただける

 

この中でも

院試の解答を貰うことができたのが大きな収穫でした。

 

院試の解答はいわゆる内部生のシケ長が作ったもので

とても分かりやすく、

ホームページに掲載されている以前の年度の問題も作成されていました。

 

※院試の解答入手目的で行くと嫌な顔をされました笑

 

研究室訪問で聞くべきこと

研究室訪問では研究内容だけではなく

研究室の雰囲気も聞いた方がイメージが湧きやすいかと思います。

 

具体的には

・研究内容がどのように社会で利用されるのか

・研究室のメンバー構成(メンバーは多い方がいいイメージ)

・院試の定員数

・博士課程への進学(友人が配属された研究室は博士まで半強制進学のところでした)

・主な就職先

・学会参加や海外渡航の機会

・拘束時間の有無

などを聞けばなんとなくイメージが湧くと思います。

 

あとは研究室内のパソコンの数やガスコンロの有無などもチラリと

見ておいて損はないと思います。

 

 

研究室訪問の注意点

研究室訪問の際に気をつけることとして

思いた立った時に必ず研究室訪問をできるとは限らない

ということです。

 

例えば

・入試間近の研究室訪問はNG

修論期間の研究室訪問もNG

が挙げられます。

 

院試間近だと教授も面接や問題作成する身になることもあるのか

これはオフィシャルに禁止されている印象でした。

 

また、卒修論の時期は教授は大丈夫であったとしても

学生が論文に追われているという状況で研究室に入れないということがありえます。

 

せっかくの機会なので学生側からの意見も聞いた方が

絶対いいと思います。

 

私が訪問した時は年末ということもあり、学生が0人のところも

ありました...笑