東京大学大学院受験記 -院試・ロンダリングのすすめ-

東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻・新領域創成学科を受験した記録です。TOEIC,TOEFL ITP,院試数学についても触れていきます。受験勉強と欲求との葛藤についても書こうかなと思います。

院試の勉強開始!(TOEFL ITP)

東大院試への受験を決心し、勉強を開始しました。

TOEFL ITPが全くわからない

学力が芳しくないということもあり、他の受験生よりは

早めの11月くらいから勉強を始めました。

 

しかし、周りに勉強している友人は一人もおらず

むしろ、講義数も減ってきた学部3年の後期では大半の人が

バイトや旅行に時間を費やしていたのではないかと思います。

 

 

モチベーションを維持するために

ここで差をつけないと後で大変だぞ!

と自分を奮い立て空いている時間にTOEFLの単語帳を

ぱらぱらと読むようにしました。

 

単語帳はこの1冊メインで進めていきました。

 

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

 

 

がしかし...

 

『全く覚えられない...』

 

ibt60までの単語は見たことがあるものも多く

頭には入りました。

 

しかし、ibt80の単語だと異次元というか

専門性の高い単語が多く、ちんぷんかんぷん。

 

覚えては忘れて、覚えては忘れてを繰り返していました。

 

モチベーションも次第に下がり、それに応じて

1日に自分に課したノルマの単語数も減ってしまいました。

 

 

TOEFL ITPの受験回数は少ない

 

今でも後悔しているのが、

TOEFL ITPの受験数をもう少しこなしたかったということです。

 

TOEFL ITPは団体用の試験なので

書店などからでは申し込みをすることができず

大学を通じて受験しなければならないというシステムです。

 

そのため、開催数は年に4回ほどしかなく、気付いたときには

年内の試験の申し込みは終わってしまっていました。

 

 

TOEFL ITPの受験料金は5000円ほどなので

院試前に受験する機会があれば

絶対に受験したほうがいいです。

 

あてもなく単語の勉強

 

TOEFL ITPの受験を逃してしまった私は

受験対策もなくただひたすら単語の勉強を年内は行なっていました。

 

東大大学院を目指すきっかけ

どのような経緯で東大大学院の受験を決意したか書いていきます

 

特にやりたいことがなかった学部3年時

特に働きたい企業もなかったので(インターンをしたことがないので)

大学院で具体的な進路を研究しながら決めようと決心しました

 

しかし、行きたい研究室もなく、途方に暮れていたところ

父から

「他大学も検討してみたらどうだ?」

と提案を受け、善は急げと6月頃に行なわれた東大大学院の説明会に参加してみました。

 

いろいろとリサーチしてから参加したので現在の専攻と

近い分野を研究しているんだなぁと思いました。

 

研究環境なども素晴らしかったものの

『こんなところで研究できたらいいなぁ』

と、どちらかというと憧れが大きかったです。

 

 

もらえなくなった大学院の推薦

説明会に参加し内部進学か外部進学かの決心はつかなかったものの

学業に対する意識は上がっていました。

 

しかし、学部3年次の必修の講義を落としてしまい

内部進学の推薦は早々と消えてしまいました。

 

かなり落ち込んだものの

夏休み明けには東大を受けようと決心しました。

 

ここで言いたいのは大学3年までに院進か就職かを決めておいたほうがよく、その決意が早ければ早いほどいいということです。

 

意識が変われば行動が変わるので...

院試の勉強を始めるまでの学力

勉強をしなかった高校時代

某都内私大付属校に通っていたため

高校受験時の偏差値は70を超えていましたが

 

高校3年の冬まで部活動をしていたため

高校受験時の貯金はなくなり、微分積分からは

何が何だかわからない状況でした。

 

 

やはり勉強しなかった大学生活

大学に入ってももちろん勉強することはなく

テスト期間に徹夜をしてギリギリ単位を取る生活でした

 

院試の勉強開始時の学力

英語

TOEICは290

リーディングはほぼヤマカンの繰り返し

もちろん英語のクラスは一番下でした

 

数学

微分積分から何が何だかわからない

線形代数微分方程式も丸暗記でどうにか単位を取りました

 

本ブログの目的

東大大学院を志す人のために

 

東大の院にチャレンジしてみたい人は

読んで頂ければ少しは希望が湧くと思います

 

やはり院試は情報が少ないかつ、書いている人はほとんど

内部生なので

 

「あまり勉強しなくても受かりましたー」

 

とせっかく見つけてもあまり参考にならないなぁというイメージでした。

 

外部から東大を受けてみたいが自信があまりない人のために

合格の希望を持ってもらうことが本ブログの目的です。

 

 

外部院試について

はじめに

 

本ブログでは東大大学院の受験記を書いてみようと思います。

 

院試は高校受験・大学受験と比べても明らかに情報が少なく、

受験者も内部進学者がほとんどなので仮に外部での院試を志したとしても

非常に孤独なので途中で

 

『やっぱり就職しようかなー』

 とか

『めんどくさいし、内部進学でいいやー』

と諦めてしまう人もいるようです。

 

 

私も昨年、外部受験した身であり

知り合いに院試を受けたことがある人がいたからよかったものの

勉強を始めるときは何から手をつければいいか右も左もわからず

情報集めから始める始末でした

 

しかし、志望する専攻や研究室によりますが

倍率はすごい高いわけでもなく、

しっかり勉強すれば落ちることはないと思います

 

 

学歴ロンダリングとは

 

ロンダとは

「銀行などを通すことによって、不正なお金の出所を隠す『マネーロンダリング資金洗浄)』のもじり。三流大学出身者がその出身大学を隠すために大学院に進学することをさしている。三流大学卒業の肩書では、有名企業に入ってもコンプレックスを感じることがあるが、大学院に進学してマスターコースなどを修了すれば最終学歴は大学院卒業となり、コンプレックスを軽減できるという。大学側もそうした学生を収容するために、大学院拡大の道をとっている。」(Yahoo!辞書より)

 

と書かれるように学歴をパワーアップするイメージです。

 

ロンダリングのメリットについてはどこかで書こうと思います